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思考法

フリーエージェントに必要なもうひとつの資質

せっかくなので、ゆるい人間関係と、もうひとつ、私がフリーエージェントに必要だとおもう資質について書きます。

随分前だが、海外で数十人ぐらいの起業に関するセミナーを受けたことがある。講師のパソコンが天井につけたプロジェクターに接続できず、講義のパワーポイントを映し出さない。講師やサポートスタッフが色々やってもどうしても直らず、時間になってもセミナーが始まらない事態になった。

私はセミナーを受ける側に座っていたのだが、15分ぐらい経ってもどうしてもプロジェクターが動かないのでしびれを切らし、「プロジェクターをリセットしてみてはどうか」といいながら、テーブルに椅子を載せて上がり、天井のプロジェクターのコンセントを抜いて刺してみた。

偶然なのかこれで直ってしまったのだが、そのセミナーが起業に関することだったので、講義をはじめられた講師から「どんな事態でも、こういう『なんとかする能力』が起業にもっとも必要な能力だ」とえらくホメられた事があった。

私の自慢話ではないのだが、スモールビジネスをあっていて感じるのは、守備しなければならない範囲の広さだ。会社で働いていれば、営業とか、経理とか、生産管理とか、やることが決まっている。野球でいけば、ピッチャーとかキャッチャーとかショートとか、決められたポジションがうまくできる能力だ。

自分だけあるいは小さな組織でビジネスをする場合、野球でいえばどこでも守れるユーティリティ・プレイヤー的能力、経理・IT・マーケティング・法律・人事など、専門領域以外のことを浅く広く、最低限のサバイバルできるレベルでいいので知っているということは何が起こるかわからないスモールビジネスには重要だ。

なにもすべてをプロレベルで出来る必要はない。「デジタル電気製品困ったらリセットする」ぐらいの勘どころだけ知っておいて、小さなトラブルは切り抜ける。判断を大筋では間違えず、だめなら時間をかけずに諦めて違う手を探す。難しいことは自分の時間を節約するためにもプロに投げる(フリーエージェント的な繋がりで、知り合いに安く早くやってもらえれば最高だ)。

例えば、プロジェクターならリセットする方法は知っていても、自分で修理出来る必要はない。これでいいと思う。

じつはスモールビジネスで一番良くないのは、例えばITについて自分で何から何までグーグルで調べて、何時間もかけて調べながら自分でなんとかしようとすることだ。

ITが専門ならそれでいいのだが、普通のビジネスでそんなことをしていると、本業に費やす時間がなくなり、新しいアイデアを考える時間もなくなる。さくっと、人に聞けるか外注して、ビジネスのコアな部分に時間を使うことを自重を込めて心がけたい。